マドリード

マドリード - Wikipedia(注:携帯禁)
 マドリードはスペインの首都。きれいな街です。王宮を中心に街は整備され緑がたくさんあり、昼間の暑さが和らぐ夕方には、マドリード市民の多くは公園に集まり和やかなひと時を過ごします。素敵な空間でした。
 美術館がいっぱいあったのでそれらを中心に回りました。紹介がてらメモ。

王宮

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 かつての王宮。美術館ではないのだけど美術品がたくさんあります。作りも非常にきれい。

などが壁に飾ってあります。絵画は本来の用途に沿った展示方法のほうが、画家の意図が伝わってくるような気がします。

プラド美術館

プラド美術館 - Wikipedia(注:携帯禁)
 スペイン最大の美術館。キリスト教の宗教画や肖像画がたくさんあります。鼻歌まじりでまわるだけで三時間くらいかかる。もうね。これだけ宗教画を見るとおなかいっぱい。

といった有名な作品が所蔵されています。

フランシスコ・デ・ゴヤマドリード、1808年5月3日」

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 なかでも心に残ったのはこの一枚。戦争に対するゴヤの怒りを肌で感じるよう。

ソフィア王妃芸術センター

ソフィア王妃芸術センター - Wikipedia(注:携帯禁)
 スペインの近代から現代の作品を中心に所蔵している美術館。驚くほどモダンな外観と、歴史ある建物が調和しています。

このようにあまりに有名なスペインの作家の作品が所蔵されています。ほかにもメディアアートコンセプチュアルアートまで幅広いコレクションでした。

パブロ・ピカソゲルニカ

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ゲルニカ - Wikipedia(注:携帯禁)
 この作品に出会うためにスペインまで行ったんだと思う。実際に見るまではとくに関心もなかったのだけど、目の前に立った瞬間に動けなくなりました。20分くらいはそのままだったんじゃないかな。
 圧倒的なスケール、迫力、悲しみ、怒り。いろいろな雑多な感覚が次々に湧いてくる。巨大な作品の前で動けずに涙すら浮かぶほど感動しました。ナチスに対する怒りや犠牲者への悲しみを表現しているだけではなく、戦争という権力闘争で多くの人が巻き添えになる馬鹿馬鹿しさを表現しているのではないかと感じました。
 ピカソの作品っていうのは画集で見ていては良さがよく分からないと思います。実際の作品の前に立ったときに、その迫力に圧倒されるんですよ。

ティッセン・ボルネミッサ美術館

http://ab.ab-road.net/GUIDE/REPORT/01678.html
 スペイン国内外を問わずに、中世から現代まで幅広い作品を所蔵している美術館。年代を追って展示されているため、観覧しやすいです。
 レンブラントからロイ・リキテンシュタインまで。ビザンティンからダダイスムまで。本当に幅広いコレクション。これらがすべてティッセンさんの私的コレクションだったんだそうですよ。どれだけ金持ちなのか。マドリードで一つしか美術館へ行けないのなら、ここへ行くと多くの作品と出会うことができます。さほど知名度は高くない美術館みたいなのだけどね。いやぁ、すごく良かった。

こんな作家さんたちの作品もありましたよ。

与太話1

 スペインと言えば生ハム。あまりのおいしさについつい食べ過ぎ、三日目には見るのも嫌になっていたとか。

与太話2

 スペインで誕生日を迎えたためレストランへ。ヘミングウェイが愛したというその店は「子豚の丸焼き」が名物でした。浮かれて注文したものの、あまりの量に食べきれず。でも、皮がぱりぱりで美味でした。