ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: DVD
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この映画はぱっと見、品がない。下品。下ネタ多い。主人公のヘドウィグも、なんていう品のないキャラクターなんだろうと思ったりする。でも、根底に流れるテーマはすごく深いし、ヘドウィグがだんだん美しく見えてくる。最初は笑っていても徐々に笑えなくなってくる。感動しました。愛ってなんでしょう。
日本でも舞台化されてますが、音楽が非常に良いです。やたらとロックンロールしています。聞くところによると、かのマドンナが楽曲を欲しがったとか。ひところ、このサントラばっかり聞いていたなぁ。
なかでも「the origen of love(愛の起源)」という曲は素晴らしいと思う。プラトンを下敷きにしているそうなのだけれど、歌詞を聞くだけで考えてしまう。
the origen of love(訳詞あり)
きっと様々な人が、どこか満たされない理由の一つ。それは、どこかに自分の半身がいるかもしれないから。つい、そう考えてしまう。
逆に言うと、自分は一人じゃないんだということ。この半身はもしかしたらいたるところにいるんじゃないか。親や友人、自分につながるすべての人が、自分の半身となってくれているのではないか。そして、自分も様々な人を支え、形作っているのではないか。
そんなことも考えました。