いまを生きる

いまを生きる [DVD]

いまを生きる [DVD]

<ストーリー>
1959年、アメリカの名門全寮制高校。生徒たちは、伝統と規律や親の期待に縛られながら、冷めためた気持ちで日々をやり過ごしている。そこに同校OB の教師キーティング(ロビン・ウィリアムス)が赴任してくる。マジメ腐った詩の教科書を破り捨てさせ、机に上に立ち、生きる視点を変えることを教えるキーティング。彼の授業を通して、生徒たちは自らを自由に語り合うようになり、自分の道を歩みだす。だが、彼らの前に厳しい現実の壁が立ちはだかる…。


 高校生の時に見た映画。本当にうれしくて悲しくて、ショックを受けました。若者の誰もが感じる閉塞感。その正体は何なのかというと、周囲からの期待や将来への不安からくるストレスなのかな。
 映画としての出来は、どうなんだろ。展開が日本人には理解しかねる部分もあるのだけど、高校生くらいの若者の感じる閉塞感がたっぷりと詰まった映画です。


 この映画が伝えようとしていることは「いまをきちんと生きることの大切さ」です。
 私は今思えば、自分より能力が上の者ばかりが気になって、無理して、大人ぶって背伸びしようとしてました。回りの大人たちが口にする社会への不満ばかりが耳につき、自分はちゃんとやっていけるのか将来への不安に押しつぶされそうになってました。先のことや上ばかり見て、今、どうしたらいいのか分からなくなっていたんでしょうね。
 ようやく最近、いまを大切に生きることができるようになった気がします。誤解を恐れずに言いますが、大人になるということは、人生を楽しむことが出来るということと同じだろうと思います。


 歳を重ねるにつれ、どんどん日々の生活が楽しくなってきてます。今を大切に生きるためには、現在の自分をしっかりと見つめ、浮つかずにどんどんチャレンジしていくこと。そういうことなんじゃないかなぁなんて思います。