吉岡徳仁「TO」

 以前、書いた記事に絡めて、個人的な欲望を書き綴ります。
 吉岡徳仁さんは素材を大切にしたデザインで有名です。まぁ、ちょっと狙いすぎなんじゃないかと思う場合もあるのですが、きれいな作品が多いです。そのなかでも、個人的に気に入っている一品。



http://www.rakuten.co.jp/nuts/427131/901229/
 セイコーから最近発売された時計。「TO」。
 三宅一生プロデュース・吉岡徳仁デザインで、針が動くのではなく文字盤ごと動きます。


 この製品は、新しく発売した機械式のものです。じつは、クォーツムーブメントのものはすでに販売されていました。前から気になっていたんですよ。元来、機能性よりもデザインを重視した物はさほど興味がないのです。そういう観点からすると、この時計は好みではないのですが、金属の質感を感じて欲しいというコンセプトが好き。質感の高い時計は、所有欲を満たしてくれそうです。良いなぁ。


 難を挙げるとすると、分針の見づらさですね。正直なところ、秒針までないと困る場面も多いので、仕事では使いづらい。憧れで終わりそうな気がします。