草間彌生

 さて、前述した草間彌生とはどういう人なのか。一言で言うと、アーティストとしか言いようのない人です。ちょっと想像もつかないような経歴。
 幼少期から統合失調症による幻聴と幻覚に見舞われ、自身の体験を基に「水玉と網」をモチーフにした作品を制作してきました。28歳の時に渡米し、平面や立体の作品とともにパフォーマンスやボディ・ペインティング等のハプニングに取り組みました。



現在では日本を代表するアーティストとして活躍の場を広げています。
 昔から世界が水玉に見えたと言う彼女を見ていると、芸術のために生まれてきた人間というのは存在するのだと感じます。自らの体験が作品になっているということは、制作がなければ生きていけないのかもしれません。