エルメスのウィンドウディスプレイ

 吉岡徳仁とメゾンエルメスのコラボレーションによるウィンドウディスプレイ。ガラス越しに吊られているエルメスのスカーフを、画面の中に映し出された女性が吹くと揺れるというもの。

「スカーフ本来の美しさとは、決して額縁の中に飾られているスティルな状態ではなく、実際に身につけられ、風になびきながら人の動きと共に変化する表情なのでは。目に見える形ではなく、風という感覚的な要素を取り入れたデザインです」

 このように、デザイナーの吉岡氏はコンセプトを伝えています。確かに、スカーフって風にたなびいてこそのものかもしれません。


 銀座というせわしない街にあって、あくまで優雅にゆったりとたなびく様が、美しいです。