一、二回目の石巻でのボランティア


 5月初旬に1日、6月初旬に8日間、石巻市へ行ってきました。今、その期間に感じたことを一言で表現するのは難しいなぁなんて考えてます。なんて言っても正しくないような複雑な気持ちなんです。それでもあえて言うならば、現地の人たちと一緒に素敵な時間を過ごしてきました。
 皆さんに、どういうふうに伝えようかなぁって悩んでたんですが、思いつくままに書いてみます。起きた出来事だけじゃなくて、出会った人たちや感じたことを中心に、あまり写真を載せず丁寧に。
 うまくいくかは分かりませんが、長い話にお付き合いください。

日記(6月初旬)

1日目 (石巻到着と写真洗浄)
2日目 (現地の夫婦の話と海沿いの光景)
3日目 (自衛隊の仮設風呂とセンターの話)
4日目 (裏山と針を打ってもらった話)
5日目 (夜の散歩と仮設住宅の話)
6日目 (写真を見つけた人と地元のお店)
7日目 (またまたお店とその周辺を散歩)
最終日 (慰霊の日とキャンドルナイト)


 石巻では震災後から、人の結びつきが強くなったと聞きました。
 今回行って一番感じたのは、そこには人がいるということです。当たり前のことなんだけど、テレビを観ていただけでは分からない。どんな人たちがいて、どんなことを経験して、どんなことを考えているのか。それが一番大事でしょう。
 でも、被災地から離れれば離れるほど、そういうことを見失ってしまう。あえて書きます。ごめんなさい。震災当日、そこまで思いが至らなかった。テレビの前でまるで映画のようだと感じてしまった。圧倒的な自然の力を前に、そこには多くの人がいて、どんなに悲しい思いをしたのかということを一瞬見失ってしまっていました。 
 
 きっと、復興までは長い長い時間がかかります。だから、私たちの日常生活の一部に東北の人たちを手助けするっていうことを組み入れていけないかな。たとえば、時間が空いた時に被災地へ手伝いに行ってみる。そこまで時間がなかったら、東京でできるようなボランティア活動に携わる。多くの人が少しだけでもシェアすれば、あの町がきれいな姿に戻るのも早くなるんじゃないかと思っています。
 政治や行政を批判するのも大事だけど、あんなに広大な範囲に被害が及んでいるのに、一部に任せていては手が回らない。多くの人が関わるしかないんだと思います。ただし、自分の生活と安全を確保してからね。


 また、行きます。仲間に会いに行く感覚でぷら〜っと。



〜追記〜
6/20 一部、文言を変えました。意図したものではなくなっているような気がして。ご了承下さい。