ボランティアの人たち

 ボランティアにはいろいろな人が携わっています。当然全員を観たわけではありませんが、私が出会った人たちについて書いてみます。

長期滞在の人たち

 震災直後から現地入りしているような人たちがいます。彼らは地域とも密接に関わって、一緒に復興させようと取り組んでいます。地域の人からの信頼も厚く、様々な場所で話を聞きました。入学式に来てくれたんだとか、運動会で子どもたちの写真を撮ってくれたんだとか。きっと、同じ歩幅で歩いているからこそ信頼を得ているんだろうなって思いました。

外国の人たち

 たまたま日本へ旅行で訪れていた時に震災に見舞われた外国の人たちがいました。彼らのすごいのは、その後被災地入りするという選択をしたことです。全然、専門家じゃないんですよ。日本語もあまり分からないのに、混乱している土地へ入るというのはすごい覚悟だなぁと感じました。

専門職の人たち

 一番多いのは自衛隊、警察官ですね。炊き出しなんかはレストランでシェフを務めているような人や料理研究家たちが来ています。あとは、瓦礫撤去のための特殊車両従事者、電気技師。海の瓦礫を撤去するために、カヌーイスト。少し変わったところだと、美容師、整体師、鍼灸師、占い師なんて人たちもいます。

一般ボランティア

 各地から一般ボランティアが多く来ています。老若男女問わず、本当に多くの人に出会いました。みんな少しでも手伝いたいと集まっています。特殊な技能がなくても関われることは数多くあります。何より人手が必要とされています。