3日目 (自衛隊の仮設風呂とセンターの話)


 地元の人が何人がボランティアで来てくれました。すげ〜、元気な女子高校生とか同年代の男性とか女性とか。他にも宮城県内の人もいて、やっぱり地元の人が手伝ってくれると嬉しいよなぁって思いました。楽しかったから明日も来てくれるって。嬉しいな、こりゃ。


 終わってからは自衛隊の仮設風呂へ。
 仮設風呂、いいんだよねぇ。やたら趣向を凝らしていて。ちなみに今日は「松戸の湯」ってのぼりが立てられています。千葉の松戸から水を汲んできたんだろうけど、温泉でもないのにちょっとかわいいよね。こういうエンターテイメント精神、好き。きっと、少しでも不安を和らげようとしてるんでしょうね。
 風呂はなんていうのかな。防水ビニールを箱形にして、湯を注いだ感じ。入浴剤も入ってます。シャワーなんてついてないから、湯船からじゃぶじゃぶ湯をかきだして頭と身体を洗います。迷彩服を着た隊員が真面目な顔して温度を測っているのとかが不思議な感じで。いや、仕事だから面白がっちゃいけないんだけど、でもなんとなくかわいらしい。
 出てからは水もいただけるので、至れり尽くせり。仮設風呂。


 帰りがけにコンビニでアイスを買って食べてみたり。う〜ん、おいしい。
 津波の被害がなかった場所は、びっくりするくらい普通なんです。ショッピングセンターもやってるし、大型店舗が普通に営業してる。そのギャップが不思議なくらい。


 え〜と、ここでようやく宿泊したセンターの話。
 センターには小さなボランティア団体がいくつも集まっています。公民館みたいなところで、皆で寝袋使って雑魚寝をしてます。
 特筆すべきは食事で、炊き出しの残りや賞味期限切れの食材を使った料理が集まります。これが、すげ〜うまいのね。だって、作っているのはほとんどがプロ。どこかのレストランのシェフだったり、料理研究家だったり。いつも食べ過ぎちゃう。
 ご飯がおいしいって素敵だ。