世界を旅する


 世界のいたるところで、奇妙なフリで踊る男性。でも、不思議とぐっとくるものがある。
 旅っていうのは、色々な名所を見ることだけがいいことじゃない。現地の空気を感じ、彼らと同じリズムで生活をし、出会った人々と言葉の壁を越え笑い合う。決して、写真では写らないものにこそ、真実があるような気がする。そういうもののほうが、芯に残り、確実に自分を形作っている。