スペイン旅行記

art-study2008-08-31

 2週間ぶりの日記です。10日ほどスペインへ行っていました。ということで、どんな旅行だったのか書いてみます。どうしても文字数が多くなりますので、PC閲覧をお勧めします。お付き合いくださいませ。


スペイン - Wikipedia(注:携帯禁)
 スペインは地中海に面した年間を通して温暖な国です。闘牛やフラメンコも盛んで「情熱の国」なんて言われたりもしますが、人々ものんびりと過ごしていて良い意味でいい加減。昼なんてシエスタとか言っちゃって2時間くらい休んじゃう。警察まで昼休みをとってしまうのだから推して知るべし。なんかもうね、そのいい加減さが本当に肌に合う。いいなぁ。どうにかして将来住みたいもんです。
 スペインでは「食べる」ということに重きを置いているなぁと感じました。朝は軽く済ませ、午前にチュロスなどの軽食、昼はシエスタの時間に一時間くらいかけてゆっくり、夕方はBar(バル)でタパスと呼ばれるツマミを食べながら一杯ひっかけ、夜は8時くらいからまた食べる。一日、5食くらいが標準だそうですよ。もう、本当に食べてばっか。量も多いのだからすごいよなぁ。
 地球は、北限に近づけば近づくほど夏の間は「白夜(びゃくや」と言って、夜でも明るいまま。スペインはさほど北ではないとは言え、朝は7時から夜は10時くらいまで太陽が出ています。そのため、10時くらいまでは人通りが絶えることがありません。冬は太陽に恵まれないので、日の長い夏の間こそはと楽しんでいるような気もします。欧米は9月から年度が始まるので、今はバカンス。長期休暇中だからこそ拍車がかかっているんだろうな。
 今回の旅行では航空券と宿泊先(朝食込み)だけを手配して、行動はすべて自由。三都市を訪れました。首都マドリッド古都トレド、大都市バルセロナ。多くの美術品に触れました。

バルセロナ日記


 画像が多いので携帯の方はこちら。

バルセロナ日記(携帯版)

 まずは、上記のカテゴリーからどうぞ。その後、以下の与太話をお読みください。


与太話6

 スペインまでは飛行機で12〜14時間。今回はイギリスで乗り換えましたが、行きの待ち時間がなんと7時間(帰りは3時間でした)。スペインに着くまでに20時間かかりましたとさ。ホテルに着いたのは深夜一時。そんな苦労も陰にはあるわけです。

与太話7

 スペインは物価が高い。おそらく日本よりも高い。そんな話をガイドさんにしたところ、その代わり良い点も多いのだとか。

  1. 医療費が無料。
  2. 学費が無料。
  3. 残業は法律で禁止されているため、ありえない。なお、残業すると、した本人が罰せられる。

 ただし、

  • 税金が高い。所得税で30%くらい(所得に応じる)。さらに、消費税が16%。
  • 国民の所得があまり高くない。


 日本では「個人」というものばかりが重んじられますが、ヨーロッパでは「公共」も同じように重視されています。個人の資産を増やすよりも、税金を払って福祉や教育などのサポートを手厚くした方がいいじゃないか、というような考え方。ガイドさん曰く「個人の資産なんて増やしたところで、他国に攻め込まれたら無一文になっちゃうじゃない。」
 たとえばね。ボランティアなんかも、日本だと「奉仕」って訳すけど、海外ではshare(シェア)するっていう側面の方が強いのではないかな。さまざまな思想があるけど、国によって大きく違うのが面白いところです。

与太話8

 ここまで読んだかたは「こいつは前にも海外へ行っていたみたいだし、英語がかなりいけるんじゃね〜か」なんて思うかもしれませんが、ほとんど出来ません。
 国によっては英語なんて通じない国もあります(おそらく多いです)。今までの経験から、海外へ旅行する際に最低限知っておくべき現地の言葉は五つ(だと思ってる)。

  1. 「ありがとう」
  2. 「すみません(please)」
  3. 「おはよう」「こんにちは」「こんばんわ」
  4. 「お勘定おねがいします」「いくらですか」
  5. 1〜10までの数字(国により前後します)

 これだけ分かれば、わりと旅行できます。あとは中学校程度の英語とジェスチャーを駆使し、現地の優しい人に言葉を教えてもらうと良い。次には、「おいしい」「すばらしい」あたりかなぁ。でもまぁ、一番必要なのは笑顔とコミュニケーションをとるための度胸!!


 英語が日常会話程度できなきゃ、海外旅行に行っちゃいけないなんてこたぁありません。日本に来ている海外の旅行者も日本語を話せない人が多いじゃない。でも、日本に関心を持って来てくれているし、それを嬉しいと感じる訳ですよ。だから、こちらから海外へ行った時にも同じだと思ってます。
 会話に関して言えば、一生懸命聞こうとすれば相手も根気づよく話しかけてくれるもんだし、だんだんと聞き取れるようになります。話すのも辞書やガイドブックを片手に頑張れば、何とかなるもんです。そうこうしているうちに少しずつ分かってくる(はず)。・・・私もよく分かってないので偉そうなことは言えませんけどね。
 まぁ、英語は一番通じるので勉強しておくに越したことはないです。


 大学生や専門学校生になったら貯金して、ぜひとも海外へ行ってもらいたい。育った環境とは全く違う文化に触れたり、自分の力で言葉の壁を乗り越え人と分かり合うような経験は、本当に大きな糧になります。その時の参考になれば良いと思います。