酉の市へ行きました

art-study2008-11-30

 酉の市(とりのいち)というのは、関東地方の風習です。11月の酉の日に市を立て、縁起物の熊手を頒布するんですね。熊手の「かき集める」という動きから、それを家の中で飾ると福を呼び込むと言われています。
 今年の酉の市は平日ばかり。ようやく三の酉が11/29(土)だったので行ってきました。
 神社の参道はずらっと熊手が並び、夜なのに煌々と明かりで照らし出されています。熊手は商売繁盛につながると言われ、商店などでは毎年購入されます。ただし、繁盛を願い、前の年よりも一回り大きな物を購入するのが決まり事です。そのため、びっくりするほど大きな熊手を担いでいる人が、うんうんうなりながら参道を歩いていたりします。これから一年間、店先に飾るのだろうなぁ。あの重さが願いの重さなんでしょうね。
 熊手が売られているのを見ると威勢の良さに驚きます。商談が成立すると、店主が周りのお客さんに呼びかけます。
 「それでは皆様、お手を拝借。○○商事さんの商売繁盛を願い、手拍子をお願いします。家内安全、商売繁盛。いよ〜!!」 
 決まりの口上とともに威勢の良い三本締めでお客さんを送り出します。


 酉の市の賑わいを見ると、年末だなぁという気がします。今年もあと一ヶ月で終わりです。やり残したことのないように、今からなにをしなくちゃいけないのか、しっかりと考えなくちゃいけませんね。