商業アニメーション講演会 〜その2〜

 今回は、講演会で漏れていたことについてのメモ。

金銭面について
  • アニメーションを仕事にするということは、低賃金で生活をするということ。業界で成功して、ようやく一般サラリーマンと同等の賃金がもらえるようになる。
  • 自分が就く部門によって割り振られる予算が違う。たとえば、動画は花形であるし、やりがいがあるが、関わる人が多い。そのため、とくに賃金が安い。
業界の動きについて
  • 最近はテレビ業界が予算を削られている。そのため、アニメにかける予算も減っている。
  • これから先、たとえば10年後のアニメ業界についてのビジョンを持っている会社はないのではないか。それくらい先の見えない状態。
  • 「アニメのようなもの」はこれからも必要とされるだろうが、どのように発展していくのかは分からない。
人材について
  • 今後、どのような人材が必要とされるのかは分からない。ただし、一つ言えるのは、技術力があれば生き抜いていけるだろう。
  • 情熱を持つということが大切。

 講演会では話せなかったことは、上記のあたり。私は、アニメーションを作りたいと考えている者は、まず自分の心に聞いてみることが大切なんじゃないかと思います。
「自分の人生は何を目的に過ごしていくべきなんだろうか」
「お金?」
「地位?名誉?」
「仕事のやりがい?」
「家族?」
 こういうことをしっかりと踏まえて、仕事を選ばなきゃいけないんだと思います。なんとな〜く流されて仕事を選ぶと後で後悔しますし。あの講演会が少しでも将来を考える手助けになれば幸いです。