2009年文化庁メディア芸術祭、受賞作品発表

 文化庁が毎年開催している「文化庁メディア芸術祭」が面白い。日本中のメディアアートの分野を見渡し、優秀な作品を選出しています。去年のアニメ部門大賞は「つみきのいえ」。アカデミー賞よりも前に目を付けていたところがすごい。


 今年の作品も先日発表されましたが、変わっています。

『第13回文化庁メディア芸術祭 受賞作品』(大賞のみ抜粋)

アート部門大賞

growth modeling device』デイヴィッド ボーエン

エンターテインメント部門大賞

『日々の音色』 ナカムラ マギコ/中村将良/川村 真司/ハル カークランド

アニメーション部門大賞

サマーウォーズ細田守

マンガ部門大賞

ヴィンランド・サガ幸村誠

功労賞

宮本茂(ミヤモトシゲル)ゲームクリエイター 

 アニメ部門のサマーウォーズは妥当だけど、マリオシリーズゼルダシリーズWiiFitを生み出した宮本茂さん、往年のロボットアニメやジブリ作品で作画を担当していた金田伊功さんが評価されていることが素直な衝撃。
 そして、エンターテイメント部門大賞受賞の「日々の音色 (Hibi no neiro)」がとくにおもしろい。私もウェブ上で出会い、このブログで紹介しました。自分もおもしろいと感じた作品が評価されていることは素直に嬉しいと同時に、文化庁の審美眼の幅の広さを感じる訳です。

 PVなんだけど、ウェブカメラを使って繋がっていく様が見事。あまり有名ではないグループだと思うのですが、世の中には面白いことをしている人たちがいるもんだ。