一年間の振り返り

 え〜と、アート限定の振り返りです。
 今年、面白かったのはメディアアートの分野。話はそれるけど、箱もの批判を受けて頓挫した「国立メディア芸術総合センター」。実は私は推進派だったりします。作ってくれりゃ面白いこと間違いなしなんだけどなぁ。だって、上記の記事で紹介した「日々の音色」。アーティストのPVだよ? そんな些末なところにまで目を向けている文化庁はただものじゃないと思うのです。日本の官僚も頑張っているなぁ。今からでも遅くない。どこかの建物を流用してセンターを作りませんか? 


 そんなこんなで、たらたら書きましたが、今年のキーワードは「繋がる」だったような気がします。Wiiしかり、ドラクエすれ違い通信しかり、サマーウォーズしかり、エヴァンゲリオンしかり、その他もろもろ。アートの分野では、新しいタイプのコミュニケーションが模索されたような気がするなぁ。
 技術の進歩によって、いかに人と人とを繋げていくことができるか。そして、そこから何が生み出されていくか。それがおそらく、ここから数年間の課題です。技術というのは健全に発展していかなければならない。人を幸せにするために存在していなければならない。
 人との関わりの間に、アートというものが介在できるのであれば、有志以来の革命のはず。メディアアートの分野は、今、おもしろい発展を遂げようとしています。


 来年はどんな年になるんでしょう。楽しみです。皆さん、良いお年を。