第三回爆音映画祭@吉祥寺バウスシアター
「世界一、音の良い映画祭」
これが、コンセプト。
吉祥寺で毎年行われている映画祭。興味はあったものの、今まで行ったことなかったんです。今年はついに参加してみました。
音は大きいんだけど、耳が痛くなるかならないかギリギリの音量を狙っているんだとか。通常、映画館の音量って決められているんですって。それを、こちらの映画祭ではライブ用のミキサー(音量や音質を調節する機材)を使って独自の音作りをしているのだそうです。そういうことができるのも、元々はライブハウスだったから。そういう条件があってこそ、こんな映画祭を開催できるんだなぁ。
会場に入ると、スクリーンの左右に高さ3mほどの大きなスピーカーが立ってます。
すでに大きな音でBGMがかかってました。・・・まぁ、全然バックグラウンドではなくてメインで流れてるんだけど。普通、こんなに大きなスピーカーないよなぁ。
映画が始まると、度肝を抜かれました。音だけで、奥行きが分かるっていうのかなぁ。本当だったら再現できないような小さな音が聞こえてきます。たとえば、衣擦れの音、後ろに控えるスタッフの咳払い、オーディエンスの息づかい。こんなものを感じることが出来るので、臨場感が半端じゃない。映画を観て、重低音が腹にズンズンくる感じなんて初めて味わいました。
近年の映画は3D化が進み、映像にこだわり空間を構築しているのだけど、音にこだわるっていうのも素晴らしい試みだなぁって感じました。だって、音を再現するのならば、昔の名作も生まれ変わるじゃない。実際、今回のプログラムは昔の作品が多いです。往年の名作ばかり。泣かせるよなぁ。
また、行きたいなぁ。普通の映画も観たいし。