イントゥ・ザ・ワイルド

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

＜ストーリー＞
　大学を優秀な成績で卒業したクリスは車や財布を捨て、自由を手に入れるための放浪の旅に出る。労働とヒッチハイクを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上。アラスカ山脈の人気のない荒野へと分け入り、捨てられたバスの車体を拠点にそこでの生活をはじめる。

　もう、ほんと、青臭い話。人間は物質文明を捨て自然とともにあるべきだと考え、信念を持って、その通りに行動する青年。大学の頃、同じようなことを考えてたなぁ。すごくよく分かる。
　旅の途中で、主人公は多くの人々と出会い、彼らから愛されていきます。しかし、クリスは信念を決して曲げることなく、アラスカを目指します。ほんと、ずかずかと自然の中に分け入って行くんだけど、もう誰かあいつを止めてくれ！！って言いたくなる。いいじゃない、いろんな人に愛されて楽しく過ごせば。そう思うんだけど、主人公は突き進むんですね。

　最後に主人公が至る真理は、当たり前のこと。そうだよなぁ、みたいな。でも、様々な経験をして、到達したことだからこそ尊いとも言えます。
　信念を持った青年のロードムービー。多感な時期に、ぜひ見てもらいたいなぁ。