「ドミニク・ペロー」展@オペラシティ・アートギャラリー(初台)
ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ|東京オペラシティ アートギャラリー
フランスの建築家、ドミニク・ペローの展覧会です。
展示されているのは、ビデオインスタレーション作品と、彼の手がけた建築物の写真、そしてその模型たちです。それが本当に良かった。とくに良かったのは、彼の作品のコンセプトです。
彼は建築物を発想する時に色々なものから、アイデアの源泉を得ています。
- スチール紐を無造作に積み上げた形から、高層ビル。
- スチール網をクロワッサンみたいに巻いて横たわらせた形から、遊歩道。
- 波切りにされたスポンジから、高層ビル。
- 鍋の蓋から、多くの人が集まれる公会堂。
- ぐしゃぐしゃにしたビニールから、都市のランドスケープ。
実際に観てみないと分からないもんです。そんな身近なものから着想を得ているのに、あんなに洗練された形にまで昇華されている。その彼の発想の移り変わりを追体験することができて、非常に面白いです。
興味のある人はぜひ。12/26(日)まで。