21世紀のポスター[タイポグラフィ]@東京都庭園美術館(目黒)


http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/typograph/index.html


 21世紀の名作ポスターの展覧会です。いやね。素晴らしいコレクションですよ。ちなみに、タイポグラフィというのは何かというと、文字をいかにデザイン的に、または装飾的に扱うかということです。文字に重点を置いたデザイン法と言ってもいいかもしれない。
 1900〜1930年代のポスターはドイツのものが多かったです。そもそも活版印刷はドイツのグーテンベルクが生み出したと言われています。ルネサンスの三大発明(活版印刷羅針盤、火薬)の一つですね。ここがポイント。そのため、初期のポスターはドイツのものが多いんじゃないかなぁなんて思って観ていました。それ以降は、舞台はアメリカに移ります。ポップアートの時代のポスターなんて華やかで良かったですよ。
 日本の作品も多かったです。どこぞの資料集で観たことのあるような名作ポスターがずらりと並んでいました。いやぁ、生の作品はいいな。全ての作品のサイズが大きくて見応えがありました。
 非常に楽しめましたが、こういう作品を理解するにはやはり知識は必要不可欠だなぁと改めて思いました。いやね。感覚的に観るだけでも面白いんだけど、知識があれば深く味わうことができる。そういう面も、おざなりにしてはいけないよなぁ。
 3/27までやってますので、機会があったら散歩気分でどうぞ。質の高いグラフィックデザインを楽しめますよ。