通常運用に戻ります。

 先日書いた日記について、一部訂正させてもらいました。なんか手あかのついた安易な言葉を選んでいるなぁと思いまして。なんていうのか、考えていることとは違うなぁって。ご了承下さい。


 さて、近所に常連の飲食店がいくつかあるんですけど、そのうちの一つに先日食べに行きました。そうしたら、マスターが渋い顔をしてまして。ご飯をいただきながら色々と四方山話をしていたところ、こんなことを言ってました。
「被災地の状況は悲惨ですけど、こちらも停電などの影響でかなり厳しくなりそうなんですよ。お客さんも減りそうで、正直、しんどいですね・・・」
 そうだよなぁ。もっと厳しい場所があるのが分かるから口には出しづらいけど、生活は厳しいだろうなぁって思いました。


 それを聞いて、なるべくいつも通りに過ごそうって決めました。この震災から復興するのは何年もかかります。停電もそうですね。電力確保のめどは立っていないので、改善まではおそらく年単位の取り組みになるでしょう。だからこそ、無理をしているとここから先、何年もかかる状況に耐えられないんじゃないかと思います。それに、身近にある環境も大切にしないとなくなってしまいそうで。被災地への支援にも繋がると考えます。
 無理をせず、自分に出来ることからコツコツと。まだまだ多くの命が失われていく被災地の過酷な現状に背を向けず、今起きていることをしっかり見つめながら、辛い思いを受け止めて、それでもなお、前向いて歩きたいと思います。できれば、助けの手を少しずつ伸ばしながら


 ということで、ここから先は、本ブログも通常運用に戻します。よろしくお願いします。


 余談ですが、先日、初めて計画停電の中帰宅しました。辺りは暗いんだけど、道がぼーっと照らし出されていて、都会の月明かりの美しさに今まで気づかなかったなぁって思いました。今は都心に出てもネオンの照明が落とされていて、少し薄暗く、まるでヨーロッパの町並みのようなだなって感じます。ヨーロッパの夜って、都会でも少し暗くてね。うすぼんやりとビルのシルエットが見えてくる。あ、早く家に帰らなきゃって思わされるんです。


 こういう環境だからこそ初めて気づく美しい瞬間っていうのもあるんでしょうね。あ、子どもは暗がりの一人歩きは危ないから絶対にしちゃ駄目。大人の特権ってやつです。悔しいなぁって思ったら、停電中に家の窓からそっと外を覗いてみて下さい。少し違う夜の世界を垣間見ることができること請け合いです。