「ROMANCE」展@東京ミッドタウン・デザインハブ(六本木)


http://www.designhub.jp/exhibition/2011/01/17-1439.html


 今回デザインハブでは、「ROMANCE」をテーマにした展覧会を開催しています。昨年12月に香港で開催した展覧会の凱旋帰国展なのですが、これが面白かった。
 日本のグラフィックデザイナー85名が、同一音源を用いて30秒間の映像作品を作っています。そのデザイナーが蒼々たる顔ぶれ。永井一正浅葉克己佐藤可士和、松永 真、原 研哉なんかが名を連ねています。すごい。

 会場内にはモニターがずらっと林立していて、それぞれのモニターが異なる作品を映し出しています。モニターの並んでいる真ん中を歩きながら観ていると、違う作品がいくつも目に飛び込んできます。見逃すと同じ作品に出会うのは遥か先。なんか、一期一会というか、不思議な感覚に陥りました。30秒間隔で同じ曲がループして流れているのに、常に新鮮な気持ちで向き合うことができるんだもの。映像の林の中を散歩するのは刺激的で面白かったです。単体で観るのとは印象が違うなぁ。美しい空間だなぁなんて思いながら長い時間歩いてました。
 以下のサイトは香港での模様をレポートしたものですが、一部の作品が公開されています。
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/bodw2010/romance/3.html


 今、活躍しているグラフィックデザイナーがどのように「ROMANCE」を解釈したのか。また、どのように伝えるのか。そういうことに興味がありましたらぜひ。
 3月6日(日)まで開催で入場無料。また観に行っちゃおうかなぁなんて思っています。